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「鋼の錬金術師」エドワード・エルリック、「もやしもん」沢木惣右衛門直保。
この二人の主人公、チビで金髪で特殊能力持ちという共通点があります。髪型もちょっと似てるかな。エドが短髪にしたら沢木になるみたいな。

暗い過去があるところも共通点ですね。かたや禁忌を犯し、左足と右腕と弟の肉体を失っている。かたや特殊能力のおかげで家族の中でも浮いてしまい友達は一人しかいない。
え?沢木の過去がエドに比べて軽すぎる?この平和な先進国現代ニッポンでこの過去は結構暗いほうでしょう。

違うところはまず年齢。エドは(最終回を別にすると)15~16歳、沢木は大学1年生なので18~19歳かな。本編中でかなり酒飲んでるので公式には20歳なのかもしれませんが。
この年代でこの年齢差は大きいですよね。でも平和な先進国(以下略)では国民的に精神年齢の低下が進んでおりますのでそれほどでもないやも…

しかし性格は今のところ正反対に近いですね。
エドは少年漫画の主人公らしく短気で直情的、自分の頭で考えて時には周りを気にせずどんどん巻き込んで話を進めていきます。
沢木は青年マンガの主人公らしく(笑)、周りのエキセントリックなメンツ(菌含む)に振り回されつつ、自己を確立中。

ではこの外見そっくり中身正反対の二人が時空や出版社の壁を飛び越えて入れ替わっちゃったらどうなるのでありましょうか。というのが今回の妄想であります。




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その1:沢木になっちゃったエド

「なんだよ、ここ…?」
広大な某農大キャンパスの中で、エドワード・エルリックは戸惑いながら歩いていた。
ここがどこだかわからない。にもかかわらず確信を持って自分は歩いている。
周りの空気に不穏な雰囲気はなく、時折見える人影も、なぜか若い男女ばかりだが、のんびりした風情だ。
さしあたり大きな危険はなさそうだが、問題は、自分がなぜここにいるのかまったく見当がつかないということだ。

セントラルの役所のような建物に入る。相変わらず人影は少ない。
ギシギシ言う廊下を進み、とある部屋のドアを開ける。手馴れた動作で。

「おはようございますー」

部屋の中には白衣の人物がいて、自分の声に振り返る。
医者…じゃないよな、この女の人…。

「ぜんぜん早くないわよ。あんたちゃんと授業受けてるの? 1年のうちからサボり癖つくとあいつらみたいになるわよ」

真っ黒な髪、紅い唇、黒光りするコスチュームに、見た目どおりのキツい口調。なんなんだよ…

「今日は午前中2コマとも休講だったんすよ。それで今学食でメシ食ってきて…」
「あらそう。樹教授が醗酵蔵にいるわよ。手伝ってきたら?」

手伝い? なんでオレがじじいの手伝いすんだよ。

「何? 言いたいことでもあるの?」
「べ、別にねーけどさー」
「!?」

キツい口調の女が驚いた顔をしていきなり額をくっつけてきた。

「沢木…熱、ないよね?」
「何すんだよ!」
「顔、赤い…」

ドタバタと音がして違う女が入ってきた。ものすごい美人だが、なんだか汚い格好をしている。

「おはようございます!」
「あんたもなの、ムトー…」
「あっ、沢木じゃん」
「相変わらず汚ねー格好っすね」
「別にどうってことないわよ」

キツいほうの女が頭を抱えた。

「ムトー、沢木がおかしいのよ。気がつかなかった?」
「え? 別に…」
「熱があるみたいなのよ。それで、人格変わっちゃったみたい」
「ほんとだー! 目つき悪い!! あははははー」
「何だとー!?」
「薄気味悪いわね。その辺で寝てなさい。どのウイルスに取り付かれたのか、自分でわかるでしょ」

まったくこちらの言い分を無視されたまま、エドワードは布団にもぐりこんだ。



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なんか気がついたら長くなっちゃったのでやめときます。他の登場人物も出してみたかったのですが。
恐ろしいことに、エドでも遥サンの迫力と武藤の無頓着には勝てないようです。

では、沢木はどうなるのでしょうか。

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その2:エドになっちゃった沢木

「兄さん! もうイーストシティについたよ。降りなきゃ」
初めて聞くのに懐かしい、ちょっと甲高い少年の声で沢木は目を覚ました。
が、次の瞬間ぎょっとした。
自分を覗き込んでいるのは、巨大な西洋風の鎧であった。

「何驚いてるのさー? 変な夢でも見たの?」
鎧はてきぱきと荷物をまとめた。
「うーんと…」
沢木も、自分の荷物と認識した古ぼけたトランクを持って、レトロな内装の客車を降りる。
「!?」
自分の右手が、金属でできた義手になっていた。だがすぐに、それは以前からのことだったと認識する。

「ホテルにチェックインする? 東方司令部に顔を出す?」
鎧…弟のアルが尋ねた。
「うーん。どっちでもいいけど…」
「…? じゃあ、荷物をホテルに置いてから大佐に挨拶に行こうか」

「兄さん、さっき起きてからずっと変だよ。元気ないっていうか…」
「そうかなあ」
二人は東方司令部に向かっていた。マスタング大佐に直近の旅の報告をするのだ。

「失礼しますー」
ドアを開けると、一番奥に黒髪のイケメンが書類の山に埋もれつつこちらを見ていた。
その横には美人の副官が立っている。
「珍しく殊勝なことだな、鋼の」
「しゅしょうって…普通ですよ」

沢木の返事を聞いて、手前のデスクにいた部下が笑い出した。
「鋼の大将が『失礼します』だなんて、よっぽど今回はひどいことやらかしたんだな!」
「そ、そんなことないですよ、いつもと変わらず…兄さんは暴れました…」
自分をかばったはずのアルの声が後半小さくなった。

「エドワード君…何か心配なことでもあるの? 元気ないわ」
美人副官、ホークアイ中尉が心配そうに近づいてきた。美人にコキ使われたことはあっても心配されたことはない沢木は思わず後ずさった。

「ふん。またもみ消してもらいたいようなことでもやらかしたんだろう。…今回は、埋め合わせにちょっと働いてもらうぞ。いいかね?」
「え。いいですけど…」

あっさりした沢木の返答に、マスタングのほうが驚いた顔をした。
「ほう。殊勝というか、これは…」




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自分からは動かない沢木を鋼世界の中で動かすのはものすごーく大変だということがわかりました。ゼエゼエ。
というか、そんなのんきな様子じゃ元の身体に戻れないよ!
きっと沢木が兄だったら、アルの自立はもっと早くなりますね…

あれ、よく考えたら、沢木って上に兄ちゃんだか姉ちゃんだかいたような。弟キャラなのか?

以上、もともとは「エドと沢木、似てるッ」という思いつきだけで発生した妄想であります。Twitterでつぶやいて自分では盛り上がったのですが誰からも反応なかった…orz

でもどっかでコラボしてほしいなあ。農業酪農ネタとかで…
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2010.06.21 Mon l 妄想 l コメント (0) l top
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